那智旅レビュー「雲消ゆる那智のたかねに月たけて光をぬける滝の白糸」by西行法師

こんばんは。さすらいの、という響きにかっこよさを感じる、火曜担当しもじです。

いつか、さすらいのしもじデスといえるくらい、さすらってみたいです。

人生じゃないですよ。
この大きな地球を、です。

さて。
月日は百代の過客にして、行き交う人もまた旅人なり。 by松尾芭蕉
と言われるように、人って言うのは人生を旅する旅人。
そして、なぜか日常から出た非日常に惹かれる旅人でもあります。

先週末。
那智勝浦に住む友人を頼って、南紀旅行に行ってまいりました。


那智勝浦といえば、やはり「那智の滝」と「鮪」というフレーズが頭をよぎります。
が、ソレよりも何よりも、大自然と温泉も忘れてはならない見所です!

まずはこの写真を・・・

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木々と川が織り成すコントラスト。
お遍路さんをして四万十川を観た友人も「四万十川を観たときくらい感動した。キレイ!」と大絶賛の美しさです。
エメラルドグリーンの流れが心を癒します。


この川を上流に上ると現れるのが、「滝の拝」。

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ごつごつとした岩で出来た河川を、下に下りる滝。
フツウ滝といえば、高い山からの落差から「滝」ができています。
けれど、滝の拝は、目線の高さから更に下へと落ちていくんです。

なので、なかなか迫力ある写真が撮れない。
実際見ると、結構な迫力です。
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そして、滝の拝から20分程度車を走らせるといける「一枚岩」。
国の天然記念物にも指定されている、巨大な1枚の岩です。
ファイダーに収まらないこの岩。
大きさは実に、横500m、縦(高さ)100m!!
本当に大きいです。
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大きさ対比をして欲しいから、こんな写真も撮ってきました。
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天然記念物でおおはしゃぎをした後は、南紀の観光名所の一つ「橋杭岩」にも立寄りました。


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橋杭、つまり橋げたですね。
かつてこの上を競争したお坊さんがいたとかいないとか。

潮がひいていたので、歩いて近くまでいけました。
これはラッキー!

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海の水のきれいさにも感動。
沖縄の海でも感動したけれど、和歌山の海も侮りがたいです。
魚はいませんでした。
すけた水越しに魚が見えるって「いい絵」ですよねー。

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たくさん遊んだ最後は友人が「完璧な食卓」を作ってくれました!
お献立は・・・

炊き立ての白飯(太田米コシヒカリ)、ダシからとったお味噌汁、和歌山県沖で採れたてのビンチョウマグロ刺身

でございます。
デザートに、レモンピールの砂糖漬けとうすかわ饅頭、チョコレートも用意されていました。

美味しかったです。

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角度を変えると、こんな感じ。

バックに、何かが見える・・・

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アップにするとこんな感じ。

そう、キムチ。
コリアンタウンにて、友人へのお土産にした「白菜キムチ(約2キロ)」「大根キムチ(約1キロ)」です。
購入したお店は、コリアンタウンの「山田商店」というお店です。
キムチ屋さんとして有名なお店らしいです!!

辛くて美味しい白菜。
ちょっと甘味のある大根キムチ。
どちらも美味しかったです★

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そうそう!
本日入荷のITOMA3月号は、「鶴橋特集」です。
鶴橋駅前に広がる商店街にも、美味しいキムチ屋さんがいっぱいあります。
ぜひぜひ、ご覧くださいませ。

発行日は、今週末!!
2月24日(金)です。



今回のタイトルは、旅をしたお坊様・西行法師の歌より。

雲消ゆる那智のたかねに月たけて光をぬける滝の白糸

雲が消えた那智の高嶺に月が天高く上って、冴えわたっている。その月の光を滝の白糸が貫いていることだ。

雄大さと気品漂う那智の滝を歌っています。

去年の大雨でも全く姿を買えない、その素晴らしい雄姿はぜひ一生のうちに一度は見ておくべき姿です。

台風の被害が未だ大きな爪あととなって残っています。
熊野・那智の一日も早い復興を心より願っております。