強い子・雑草「雑草とは何か?その美点がまだ発見されていない植物である」byエマーソン

こんにちは。1月3日。正月三が日、最終日でございます。

明日から仕事始めの方々も多いようですね!休み最後、ゆっくり羽伸ばしをして「新たな年」に備えてください。





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さて。

深蒸し茶の郷、からこんにちは。火曜担当しもじです。

現在、私、実家に帰っております。

月曜担当カノワさんが「No more 正月太り」というタイトルを掲げておりましたが、当然、正月太り万進中です。

実家ってなんでこんなに食べ物があふれているんだろう・・・・



そして、私、なぜそれに手を伸ばすんだろう。



人生トラップだらけだけれど、実家にも多分にもれず多数のトラップ。

そのひとつが、大量の食べ物。


それと、「思い出」。

一歩足を踏み出すごとに、あふれる思い出。

自分の部屋に着く前に、毎度遭難しそうになる。

自分の部屋にたどりつくと、今度は「青春の残り香」が強すぎて、恥死にしそうになる。



実家、危険。



そんな危険いっぱい、愛もいっぱいあふれる実家にて、ちょっとすごいの発見しちゃったのでさらそうと思います。



新年一発目から「晒し」という、人としてあんまり誉められないことをしようっていうしもじ。

少し上等な人になりたい、と思う2012年の正月。








先日、九鬼周造氏の「いきの構造」って本を読みました。

火事と喧嘩は江戸の華、なんて言われたり。

宵越しの金はもたねぇぜ、なんて啖呵をきったり。

色は売っても体は売らない、なんて夜の女王が言ったりと。

「粋だねぇ」って言われる、その「粋」ってなんだ?

ということを研究した(書かれた)本です。

大学時代、ちょいちょい参考文献で書名は出ていましたが、今更手を出してみました。



粋な生きざまって、今でも「かっこよく」映りますよねー。

信念貫く強さ、人の弱さがわかる強さ。

ときに頑固って言われても、ときに涙もろいって言われても、ものすごく「人間味あふれる」姿、今の時代にはなかなか見られないものです。



で、あと。

「菊と刀」という書物も。

大学時代の専攻は「社会学」でした。

社会学って、個々人の考えや行動が「社会」という単位でとらえたときに「何が見えるのか?」ということを考える学問です。

「菊と刀」は、アメリカの学者が「日本というのは、菊という美しいものを愛でながら、一方で刀という武器(力)にも傾倒する国。なぜそんな社会なのか理解しなければならない」ということで、書かれた研究書です。

周りの目を気にしすぎる日本人、と言われるけれど、どうしてそんな意識構造になったのか、ということが書かれています。

日本ではなく外からだからこそ、よく見えたりわかったりすることってあるんですよね。


この二つの本は、社会学で学ぶ上では必ず一度は耳にするし、人によってはレポートの題材にもしていくものです。

哲学とか考古学、経済学、法学なんかの文系科目のなかで、アウトロー(どこにも属せないって意味でね)的な社会学は、どんなことでも研究題材にしていいので、とっつくやすい学問だと思います。

興味深い内容で、「研究書」というと敬遠しがちな方でも読みやすかろうと思います。

図書館にも置いてあるレベルなので、よろしければどうぞ。



んで。

なんでその話をしたかっていうと、家で見つけた「おもしろいもの」が、まずこんな絵面で自己アピールしてきたからなんです。




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だだだん!



そう、どう見たってこれは「サムライ」

しかも、バガボンドを意識していると思しき、筆タッチ(笑


これは気になりますよねー。





「ほよ?」(わかる人はわかる、メガネっ子・アラレちゃん、おなじみの言葉)


と手に取る。

次に目に入ったのは、



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ん?雑草???



ちょっと引いてみてみると。


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ははぁ、なるほど。


雑草図鑑ねー。

だから、サムライねー



・・・・・って意味わからんわっ!



と年始早々、セルフつっこみを入れつつ、ページをめくる、めくる、めくる。


うむ。

雑草についてわかりやすく書かれている。



幼き頃の遊び相手は雑草だったんだな、と思い出迷子になりつつ。

この(↑)字面があまりにも、悲壮感が漂っている気がしつつ。



後半ページに差し掛かったとき、「謎はすべて解けた」とコナンばりのセリフを思わず吐いてしまったのです。



そう、つまりはこーいうことだったんです。



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天下無双って言葉と(雑)草が無くなるのをかけて、「むそう」としたかったということですね。



この企画考えた人、間違いなくオタク(気味)だと思うよ。

そして、通しちゃったんだね・・・・。

ちなみに、この本は北興化学工業株式会社という会社が売り出している「ザクサ」という農薬のノベルティです。

うちの商品使ったら、「天下無草」です。というアピール本です。



そんなノベルティにふさわしい一枚を、しかるべき場所で撮影してみました。















































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後ろ、草ばっかり(笑



ぜひ、天下無草を目指して奮闘していただきたいと思います。





そして、これまたどうせなので実家がいかに「のどかな」場所にあるかもアピールしておきます。









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今日はとても素晴らしい晴天に恵まれました。



箱根駅伝では今年もドラマが生まれました。

9区→10区の神奈川大学の襷リレー。

あれはもう、本当に「ドラマ」でしかないシチュエーションでしょう!

真実は小説より奇なり、今年も「現実」というドラマが一番ありえないを繰り返すこと間違いなしです。





より多くの方が喜んでもらえるブログ&ITOMAになるよう精進してまいりたいと思います。





本年もよろしくお願い申し上げます。