人生の名言「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」by親鸞聖人

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おはようございます。火曜担当しもじです。

明日も私が担当します。

えぇ、ITOMA誌面でもブログでも「出すぎ」とよく言われます。

ぐっと我慢してお付き合いいただけると、大変嬉しく思います。

さて、本日は義援金関連について。

ソフトバンクの孫社長が100億円の寄付を被災地にしたとのこと。

100億円って………

グーグル先生に聞いたら、サラリーマン(大学卒業)の生涯年収は平均で2億7千万円くらい。
(参考URL:http://nensyu-labo.com/heikin_syougai.htm

一人の人が、生まれて→学校→受験勉強→大学→就職活動→就職(22歳)→退職(60歳or65歳)と、多い人で「43年間」も働いて得るお金が2億7千万円です。

お金が価値の全てではありませんが、多くの人は自分の時間を売りお金を得ていると考えると。

1年、1日、1時間、1分、1秒、まさにこの時の価値すらも金額に表れそうで、ちょっと怖いです。

まぁ、けれど。

孫さんが自分の資産から「100億円」出すというのは、すごいことだと思います。

記事には、現在約6800億円の資産があり、その中の100億円ということなので、全資産の中の1/68もの資産を寄付したことになります。

この努力もスゴイです。

資産は、株・不動産ほか「資産と認められたもの全て」が含まれるので、収入云々よりも多くなるものです。

日本人の平均資産額は1,073万円というデータがあります。
(参考URL:http://money.goo.ne.jp/column/column/page/index20.html

ということは、1/68だと15万円ちょっとの額ということに。

それだけの金額を寄付できる、というのは本当に志があるひとだと思います。

もし仮に、毎分1万円が貯まる貯金箱があったら、恐らく多くの人はその貯金箱を大事に大事にすると思います。

女性の平均年収は、先出のURLから見ると2億1千万円ほど。

単純計算で、1分当たりに直すと9,500円くらいの額になります。

ね。

いつもより、ちょっと早起きしようかな?とかサボるのよくないな。とか。
もっと自分に優しくしようとか。

ちょっとだけでも、今という時間が大切に思ってもらえたら嬉しいです。

三人寄れば文殊の知恵、という諺が日本にはありますが。
文殊というのは、釈迦三尊像(読もうと思うと、しゃかしゃんしょんぞう、となりがち。滑舌悪すぎ)で仏様の「智恵」を表しています。
(ちなみに、同じく釈迦三尊像の脇侍である普賢菩薩は仏様の「慈悲」を表します)
つまり、三人いればいい案が出てくるよ!という諺なんですね。

その集大成が今ならば、ウィキペディアということになると思います。
3人どころから、世界中ですからね!

その中には、一日一日の情報も。

本日は4月5日なので、検索してみると。

過去から現在まで、大きなイベントだけでも結構ありました!

今から289年前の今日にイースター島(=モアイ像)発見、とか。

13年前の今日、 明石海峡大橋が開通、とか。

今、当たり前のこととして思っていることも「始まり」があったんだなぁ、としみじみ。

反対に、いつかの今日に終わったこともたくさんあったようです。

パイプタバコが印象的な、かのマッカーサー元帥は47年前の4月5日に亡くなりました。

世界に名だたる偉人たちの亡くなった年からきりよい数字になると、「○○回忌」とか「没後○○年」みたいな行事が行われます。

生まれた日(生誕)の方が、おめでたいけれど、どこかピンとこず、どちらかというと亡くなった日(没日)の方がしっくりくるのは。

恐らく、その人のした行いは生まれてスグではなく、やはり人生を歩んで行く中で評価されていったものだからだと思います。

本日のタイトルは、関西圏には特に多い浄土真宗の祖師・親鸞聖人(浄土真宗ではこう書くんですね)が、9歳で詠んだ歌です。
(そうそう。今年は750回忌だそうです。
東本願寺には、この750回忌に合わせ、マンガ家・井上雄彦さんが描く屏風「親鸞」が完成!とのこと。
http://www.higashihonganji.or.jp/info/news/detail.php?id=253

僅か8歳で父母ともに他界し、9歳で得度(仏教界に入る)したというけれど、小学校3年生が書いたと思うと、上手すぎて、文才っていうか何ていうか才能ありすぎだと思います。

ちょうどただ今、桜の時期。

満開に咲く桜だけれど、夜中に一陣の風が吹けばあっけなくも散っていってしまう。

人の人生だって、今が盛りかもしれないけれど今日の夜に人生が終わるかもしれない。

という、半端ない無常観を謳った歌です。

これを僅か9歳の少年が……と思うと、気の引き締まる気分です。

1日は瞬く間に過ぎていくけれど、どこまで行っても「今日」という日しか私たちにはなく、いづれの「今日」にか人生が終わっていくのです。

さぁ、「今日」も一日頑張りましょう!!

今日が幸せなら、人生はずっとずっと幸せです。

では、また次の「今日」に!!(明日って言えよ、素直にさ)