
こんばんわ、でございます。火曜担当しもじです。
最近(?)「しもじ」の名前が浸透しすぎて、本名が「しもじ」だと思われている節があります。
まぁ、なんですね。
「誰か、かまってちゃん」なので、しもじでも本名でも呼ばれるのは嬉しいので、現状は放置です。
会社の電話に「しもじさん、いますか?」とかかってきても。
久々にあった友人のお母さんに「あれ?○○(本名)さんだっけ?しもじさんだっけ?」と聞かれても、まったくモーマンタイです。
一説には、「ITOMA誌面にですぎだから」(某取締役)、ということが言われますが……
真偽の程は定かではありません。いや、明らかだろう……(このような文法のことを反語といいます。懐かしいね)
さて、昨日、マンガスキーの間を駆け巡ったニュースといえばコレ↓↓
「寄生獣」「沈黙の艦隊」「頭文字D」など講談社コミック7000冊がiPhone/iPadで読めるように!(GIGAZINE)
http://gigazine.net/news/20110307_ebook_koudansha/
「あしたのジョー」「ああっ女神さまっ」「金田一少年の事件簿」など、講談社がeBookJapanでPC向けに販売している全作品がiPad、iPhoneなどでも読めるようになりました。
配信作品はコミックが全部で1589タイトル、巻数でいうと7006冊にもなるとのこと。
へぇ、すごい!
現在、電子書籍で本を読んでいるユーザーの7割が「マンガを読んでる」というデータもあります。
月曜日になれば「ジャンプ」を。
水曜日になれば「マガジン」もしくは「サンデー」を。
携えている、サラリーマン・男子学生(男子高校生ってDKって言うらしいね、今更だけど)を電車でよく見かけます。
みんな、マンガ大好きだよね。
私もマンガスキーです。
今回、電子書籍配信で話題になった「講談社」発行マンガは私の好きマンガランキングに結構入っております。
講談社、特に「アフタヌーン」とか「モーニング」あたりは私的好み作品が目白押しです。
てなことで、本日はいつもと趣向を変えてマンガ話をしたいと思います。
この日本において、マンガと触れずに大きくなるっていうのはなかなか至難の業だと思います。
マンガとアニメは厳密にいえば「すみわけ」がされておりますが、マンガを原作としたアニメが多いことからそれらを(乱暴に)一緒くたにすると、更に難しくなるのは明白。
ましてや、今の学生さんたちには「携帯配信」やら「ネット配信」やらも含まれて、アラサーの私たちよりよほど困難なところにいる。
いや、いいんです。それで。
私は、「マンガだって読書って言っていいだろ!」推進派です。
学校では、活字のもののみを指して「読書」という、みたいな潮流がありますけれども。
読書をして得るものは、知識と思考力だと思います。
私の知識のほぼ全てはマンガより仕入れたものです。
だったら、マンガ読みだって読書なんだ、って理論です。
それにマンガの方が、絵があって、言葉(口語体っていうのがミソ)があるから、憶えやすいっていう利点がある。
ほら、「How To本」や「解説書」でも「図解!」や「超図解!」なんかが冠についた本が多いでしょう?
あれだって、マンガと一緒です。
人の記憶ってカメラと一緒で、「パッ」と見たそのままを記憶しているんです。
だから、絵や写真がある方が憶えやすい。
そういえば、歴史の資料集や国語の便覧なんかも写真ふんだんでしたよね。
話が脱線気味。
で、そんなマンガ好きな私が初めて買った単行本は
コンなパニック
です。
あさぎり夕が描いた、きつねになっちゃう女の子と普通の男の子(マンガの普通は“んなヤツいねぇ”ってレベルなのは言っちゃダメ)との恋愛ストーリー。
銀狐になる「らんちゃん」や「たくみくん(主人公が大好きな男の子)」のお姉さんがいい味だしてます。
途中で、鷹だか鷲だかになる男の子も登場して、物語はクライマックスへ!
コンなパニックを「なかよし」で読み、単行本を買い集めたっていうのが私とマンガの最初の記憶です。
その後、4つ上の兄が「YAIBA」(「名探偵コナン」を描いた作者さんの前作です)を大人買いしてきたときに、恐らく私のマンガ好きは決定づけられたと思います。
ちょうごこの頃、よく遊んでいた男の子が「うしおととら」を買っていて、それが面白かったのも大きな原因だったと思います。
ちなみに、「うしとら」を持ってた友人が私の初恋の君です。(照)
今頃、彼は何をしているんだろうねぇ。
で、そんな私がしたマンガ大人買いの最高記録は、実は小学生の時に樹立し、未だに破られていないという。
あの記録を破るには、「こち亀」か「ONE PIECE」か「パタリロ」あたりを買わないと無理です。
えぇ、何を買ったかと申しますと、
コータローまかりとおる
という少年漫画です。
マガジン掲載のマンガです。
知ってますか?知らないですか?
まぁ、そうだと思います。
少年漫画らしい友情、情熱、ギャグ、そして若干のエロさが配合された内容です。
作中、作者自身がネタにしてましたが、主人公とヒロインの顔が一緒。少女漫画のような、かわいい絵もかけるからスゴイです。この作品の何が好きって、主人公とヒロインがお互いに好意を持っているのになかなか素直になれない、っていう少女漫画設定のところです。
小説であろうとマンガであろうと、「芸術の一部」であるがゆえに、どうしても時代背景ってものが作品には流れていて。
当時でも、50巻以上(54巻だったかな?)のマンガだったので、単純計算10年以上はしていた作品。
1980年代っぽさが存分に感じられる(正直にいうと「古い」)作品でもあります。
でも、私は好きです。
この「コータローまかりとおる」を、バスと電車を乗り継ぎ、掛川市の駅前にあったユニー(当時)の本屋にて大人買い。
今思えば、よく全巻そろってたよな。
(別件で、施設に行ったときに事前にチェックした記憶はあるが……。用意周到すぎて、自分のことながら笑える)
大きな紙袋2袋に詰めてもらい、それを持って家に買えるという。
このときに使った金額は、2万円以上!
1回のマンガ購入金額で2万以上は、今でも難しい。
今でも実家の雑庫の中に納められておりやす。
それから。
この小学生高学年の頃によく読んでたのが「少コミ」。
当時は「少コミ」のエロさに、めちゃめちゃ恥ずかしいながらも怖いものみたさで読んでました。
そらは赤い河のほとり
が好きでした。
歴史が好きだったのもあり。
あと、この頃から少女小説やらライトノベルも読み始めるという、立派なオタク道を歩み始めたのであります。
中学校、高校には正直に、今だから言えるけれど「マンガの交換」をしに行ってました。
新しいマンガを友人に貸し、友人からマンガを借りて買えるという…
中学、高校時代の私のステータスは、いかにおもろい漫画を仕入れることができるか、ということ。やり手バイヤーも真っ青なほど、そりゃあ心力を注いでいたもんです。
高校の近くに、結構コアなマンガを置いてある本屋があって、よくそこに視察(笑。ようは立ち読み)兼仕入れに寄ってました。
高校のとき、友人から借りていたマンガが、今回iPhoneでも配信される「頭文字D」でした。
そして、それに影響を受けて、高校時代友人と4人で「榛名山」のある群馬県に旅行に行きました。
青春18切符で、全行程鈍行列車で。確か、8時間くらいトータルでかかった記憶が。
若いってホンマすごいと思う。
さて、その後、よく言われるように「大人になるとマンガを読まなくなる」という道に進むと思いきや進めず。
いや、むしろネットという力を借りて更に拍車がかかったといえる。
何ていうか、ネットでの盛り上がりを見ると自己肯定感を得られ、おぉ心の友よ!(byジャイアン)となるのです。目の前の人とのつながりよりも、見えないつながりを求める現代人。見えないからこそ、本性さらけ出せるんですけど、わかってくれる人がいるっていうのは救いなんです。
だから、ネットでのつながりを求めてしまう。
(もう記憶の彼方かもしれませんが、当時のオウム真理教に入信した信者の多くは麻原彰晃のみが自分のことをわかってくれた、と言っています。占い師がもてはやされるのも、そう。けれど、やっぱり全てを分かってもらうことはできない。人間の魂は永遠に孤独だ、と教えているのが仏教。奥が深い)
おっと、話がディープな感じになってもうた。
戻そう。
そんなこんなで、しもじのマンガ好きは好きなまま。
お金の使い方は、ゴハンか本か、という本能に従ったもの。
そんな自分でもいいと思ってます!
最近読んだマンガといわれると、やはり全盛期(笑)よりは数は落ちているし、量が質を生み出すという事態に出会うほどの数も読みこなせずいますので、なかなかコレいいよって進めるのが難しいのですけれど。
「マンガ何か読みたいけど、なに読もー」な人にぴったりなのが
このマンガがすごい!大賞
ウィキってみるとこんな感じ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84!#2011.E5.B9.B4.E7.89.88
もともとは別冊宝島シリーズとして不定期に刊行(「このマンガがえらい!」なども含む)していたが、2005年より「このミステリーがすごい!」「このライトノベルがすごい!」などと同様のスタイルで年度版化された(毎年12月に刊行)。
大学の漫画研究会、書店員、ライター、イラストレーター、編集者、評論家、俳優、声優、放送作家、お笑い芸人、ミュージシャン、スポーツ選手、グラビアアイドルなど、有名無名問わず70名前後の“マンガ読み”が、前年10月1日 – 発行年9月30日までにコミックスが発行されたタイトルの中から最も面白かった6作品をランク付けし、1位10点、2位9点、3位8点、4位7点、5位6点として計算、総合順位を決定する(2009年版までは6位作品を5点としていたが、2010年版より5位作品までに変更)。
で、2011年ランキング。
http://d.hatena.ne.jp/todotaro/20101227/1293463129http://d.hatena.ne.jp/todotaro/20101227/1293463129
オトコ編
第 1位 『進撃の巨人』(諫山創)
第 2位 『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)
第 3位 『さよならもいわずに』(上野顕太郎)
第 4位 『ONE PIECE』(尾田栄一郎)
第 5位 『鋼の錬金術師』(荒川弘)
第 6位 『乙嫁語り』(森薫)
第 7位 『ドリフターズ』(平野耕太)
第 8位 『バクマン。』(大場つぐみ・小畑健)
第 9位 『アイアムアヒーロー』(花沢健)
第10位 『惡の華』(押見修造)
オンナ編
第 1位 『HER』(ヤマシタトモコ)
第 2位 『ドントクライ、ガール』(ヤマシタトモコ)
第 3位 『海月姫』(東村アキコ)
第 4位 『ちはやふる』(末次由紀)
第 4位 『夏雪ランデブー』(河内遥)
第 6位 『大奥』(よしながふみ)
第 7位 『ウツボラ』(中村明日美子)
第 8位 『潔く柔く』(いくえみ綾)
第 9位 『君に届け』(椎名軽穂)
第10位 『町でうわさの天狗の子』(岩本ナオ)
どだろ?
みんな、読んだんかな??
私は進撃の巨人を、カワノさんちで読みました。
ランキングと紹介文って、信じ込みやすい私にとっては鬼門で、過度の期待をしすぎて、あれー?何か物足りないってなる傾向があるのですが。
今回も洩れずに、ちょっと歯に何か挟まった気分。
うーん、おもんないってことではないけど、これが一位かって言われたらちょいと疑問。
という話を昨日、ITOMA男性スタッフ(制作部課長)と話をしていました。
この課長がかなりマンガに詳しい。
男性部門9位に入っている、アイアムヒーローは課長から借りました!怖いけど、おもしろいね、アイアムヒーロー。
で、何を話していたかというと。
デビルマン的要素とエヴァンゲリオン的要素、それから不可抗力的世界での葛藤、挑戦という要素が入るとヒット作になるのでは?
という話。
就活時代に、講談社の人から
教育 食 医療
の三部門は外れなし、と聞きましたが、どちらもナルホドと納得。
絵のうまい下手ではなく、勢いがあること。
理不尽な設定があること。
戦わなくてはならないこと。
エロ要素も忘れていない。
が、課長の意見。
そうだね、少年漫画、青年漫画には不可欠だ。
というか、それがそろってたら普通に読める。
教育は、ドラゴン桜の人気を見ても、子育て系がなくならないことを見ても確か。
食は、多すぎて今更ですね。
先日、和歌山にいる友人宅で深夜食堂を読みました。あれも好きな感じだった。あと先出の課長から、孤独のグルメを貸してもらったけれど、うん、美味しそうでした。
医療漫画は設定が好き!
お医者さん漫画が昔から好きです。流行るってことは、みんなもお医者さん設定が好きってことですね!!
動物のお医者さん、ゴットハンド輝、ブラックジャック、ブラックジャックによろしくなどなど、これまた挙げればキリがない鉄板ジャンル。
出版社の考えは正しいよ。
で。
女の子編。
ヤマシタトモコの作品は、何年か前に読んだことがありますが、今回の受賞作は未読。
ちはやふるは読みました!勢い満点でした。途中巻までだったから余計かな?
女性向けで、最近読んで面白かったのは、4位に入っている河内遥の関根くんの恋。
残念な男の人の恋です。
残念って……ねぇ?(聞くな)
あぁ、でも女性向けって、学生の時から読んでないわ~
思い返せば、どちらかといえば青年向け作品がすきなのです。
「無限の住人」とか「天上天下」とかね。
「ZETMAN」もこっそり集めている。
ので、ちょっと情報が古かったり不足してたりします。
そんな、私が自身の世代アラサーに贈る、「これ読んどいたらいいよ、マンガ」とはいったい
ん?
何も思い浮かばないぞ!
ガラスの仮面といきたいとこだけど、全員が全員ピンとくるか不明ですし。
このマンガがすごいに入賞した作品でも、うーん、悩むなぁ
もう、この際「ハーレクイン」とかどうよ?
と思ったりも。
でも絶対でもないしねぇ。
永遠の少女漫画的ご都合設定は読んでて安心感あって、個人的にすきなんですが。
とここで、ふと、先日、ITOMA読者占いでもお世話になっている波羅門先生の言葉がリフレイン。
「あんたは、見た目は年取ったけど、心は15~16でとまってるわ」
うん。
そのとおりだね。
アラサーの気持ちがWA☆KA☆N☆NA☆I
でも、きっとタイトルで気になって読んでくれた人もいるだろうから。
ためになるマンガ紹介をしようと思います。
来週ね☆
今日は時間配分をミスって、夜のUPになっちゃいました。