都合で変わるんだよ「“イイヒト”って言われたって“ドウデモイイヒト”みたい」by浜崎あゆみ
10月も終わりですね!
そりゃ寒くもなりますね。今日は一段と冷え込みが厳しくなった、とラジオで言っていましたが。
そんな中でもシャツ1枚で元気に通勤・・・って小学生かよッ。
ワタクシの小学生時代には冬でもランニング<学校指定>で登校してきていた猛者がいました。というか、小さな頃っていうのはそういう「超人大会」的なことで競う部分が多々ありましたね。牛乳何本のめるか、とか。今思えば、子どもというは本当に恐ろしいまでのポテンシャルを持っていたんだな・・・と。(しみじみ)
さて。そんな肌寒い本日。
空にはぽっかり満月が浮かんでいた・・・そうですよ。
観てないです。観てないけれど、まん丸だったそうです。
まん丸お月様っていいですよね。といいながら、三日月とか半月とかも好きなんですが。
太陽って直視できないけれど、月は直視できますもんね。
太陽の激しさと月の静かさという両面に人が惹きつけられて止まない理由とかを、民話・言い伝えから紐解くと面白そうです。
人類が始めて月面に降り立ったのは、1962年、今から50年前。
このときの宇宙船がアポロ11号。
それからアポロ計画は17号まで行われたんだそうです。
けれど、実はアポロ18号もあってその計画中に思わぬアクシデントが…!というのが、今年公開された「アポロ18号」というSF映画です。(余談)
それより更に遡ること97年前の1865年に小説「月世界旅行」が発表されました。実に147年前!!この小説では、人は月に「大砲」で行くんですけどね。夢いっぱいな設定です。
なんていうかね。
人は「太陽に行きたい」「近づきたい」とはなかなかと思わないんですよね。
私の記憶では、ギリシャ神話に出てくる「イカロス君」くらいですね。そんな無謀なことをしたのは。
近づいた結果は、みなさんもあの歌でご存知のとおり、蝋で固めた羽は太陽の熱で溶かされイカロスは地(海)に落ちてなくなってしまうんです。
これから冬になるにつれて、太陽の暖かさを恵みと思う季節になっていきます。
でも、太陽の熱は「恵み」でも何でもなく、ただ「熱量」だけなので多すぎれば水分が干上がり干ばつ、砂漠化という現象も・・・。
その力ってやっぱり、月とは違うので、「白日の下に明らかにされる」「お天道さまの下を歩けない」とか言われるように、隠そうと思っても太陽の下では隠せない、という言葉も多くあります。
それに対し、月といえば「静かに見守る」象徴ですよね。月は何も言わない。言わないけれどそっと見続けている、といった表現が古今東西の小説にはよく出てきます。
「ただ月だけが知っている」という感じで。
まぁ、何を言いたいのかといえば。
それが「いい」のか、「悪い」のか。
それを決めるのは万物ではなく、私たち一人ひとりの心なんだなぁという、そんな話です。
絶対悪とか絶対善って、本当の意味ではあるんかしら?
11月10日公開の「悪の教典」という映画があります。
原作は、貴志祐介さん。月曜担当カワノさんは、貴志さんの作品が好きです。
私は、貴志さんの作品は怖いです。背後が気になってしかたなくなる作品ばかりです。
うん。で、この作品に出てくる主人公は「罪悪感」なんてハナから持っていない、サイコパス。善良そうな仮面を平気でかぶり、(受け持ち生徒を)皆殺しにしていく…という作品。
はっきり言って超怖いです。
小説も怖いのに、それを映像化されては・・・。
しかも、暴力的な映像を描かせたら・・・の三池崇史監督です。(「クローズZERO」「十三人の刺客」の監督さん)
この主人公・ハスミンは、果たして絶対悪かと問われた時に、素直に「絶対悪」と言い切れないんですよねぇ。
もちろん物語の登場人物なので、作者である貴志さん自身「絶対悪」として描いているのかもしれませんが。
そうだったとしても、その背景にそうなってしまう理由があったのでは?という、人の善良面を信じようとする心理が働くのです。
これはほぼ全ての人がそうだと思います。
そうでなければ、「裁判」なんか必要ないですからね。
そして反対に「絶対善」にも疑問符が。
この辺りに答えをくれるのは、おそらく世界には「宗教」しかないと思います。
宗教では「善」と「悪」が教えを伝える上でとても大切な要素ですから・・・。
そう考えると「いい」も「悪い」も難しくなるので、ここは曖昧大好き日本人らしく【自分の都合に】「いい」or「悪い」でいこうと思います。
太陽はいい奴なので早く出てきて地上を照らしてください。
ワタクシ、とても寒いです。
ではまた明日。
本日のタイトルは、歌姫・浜崎あゆみ1999年(今から13年前か・・・)に発売した「Boys&Girls」の歌詞より。
輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろう
はばたきだした 彼達を誰に止める権利があっただろう
の出だしは今でも鼻歌で歌えます。(といっても歌わないよ、金曜担当エリー)
Viva90年代☆
この歌が流行っている頃に、SMAPの草なぎさんの出ている「いいひと。」というドラマがやっていて、二つの印象が記憶の中で絡まっています。
いい人ってほめ言葉かどうかというと、人をちょっとでも幸せに出来たのならほめ言葉だと私は思います。